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国際結婚(家のダンナとは)

【アメリカ人男性って?】


国際結婚は珍しくも
なくなってきたこの頃ですが、
このブログを開設した2002年は

「ブログ」

という言葉が使われだしてきた頃で、
その時はまだ国際結婚系のブログも
今の半数以下だったと思います。

当時書いた「アメリカ人男性って?」
を再度書き直してみました。

すべての国際結婚が同じではないので
ステレオタイプもよくないと思いますが、
ここではとりあえず

“家のアメリカ人男性”
についてを書いてみます。

一口にアメリカ人と言っても人種は様々。

目の色、髪の色、それぞれカラーが違う。
白黒単純に分けられるわけでもなく、
移民が集まって様々な人種が
ミックスされているアメリカ。

その中で先祖はドイツ系白人
身長193センチ
スポーツは観戦よりもする方が好き。
髪の色は濃いブラウン
瞳は茶系グリーン。

性格は頑固で我慢強く、
神経質という言葉とは縁のない
タイプ。

私にとっての彼の長所は
おっとりしていて穏やか。
自分に厳しく、人に優しい。
私よりも若く元気があってたくましいところ。
私のやりたい事をいつも応援してくれるところ。
浮気をしない誠実さを感じるところ。

欠点も、もちろんあるけど、
日記中に十分出しているので、
この場では控えておくことにしよう。

結婚したいと思った理由のひとつに、
今まで付き合った誰よりも
価値観が近かった事がある。

違う環境で育ち、人種も違うのに
金銭面から日々の小さな事柄に対する
価値観が非常に近かった。

例えば、

こういう物にはお金を出しても
惜しいと思うけれど
こういう物にはお金を
惜しまない。

こんなお金の価値観も
一緒に暮らしていく中では
私にとっては大切なことだった。




私が暮らしてきた中で感じた
アメリカ人と日本人の一番の違いは、
はっきりと何でも言葉で言わないと
伝わらないところ。

日本で日本人男性と付き合って
いた頃は、付き合ってしばらくすると
言わなくても相手が察して
私の希望を黙ってやって
くれることが多かった。

言わなくても
私の表情や態度で私の気持ちを
察してくれた。

でも、ここでは違った。

「言わなくてもやってくれる」
「言わなくてもわかってくれる」

それが通じなかった。

私も日本から来たばかりの時は
物事をはっきり言えない人だった。

日本では言わなくても
わかってもらえたことが多すぎたから。

一度、日本から来た女友達の前で
当時恋人だった旦那に

“お腹すいたからもう家に帰りたい”

と言ったら、
それだけで驚かれたことがある。

「え、そんなこと言ったら悪くない?」

これ以外にも、自分から言わないと
気が付いてもらえないことが沢山あった。

言わないと損をすることが沢山あった。

それで私はアメリカで暮らすうちに
だんだんと自分の意思を
口に出していえるようになった。

でも、ちょっと待って。

自分の意思を口に出す=自己主張
というのはちょっと違う。

ときどき変にアメリカンナイズされて
自己主張=アメリカ人と思って
人の気持ちを考えずにズケズケ物事を
言えばいいと思う人がいるけれど、
そうじゃない。

自分の意思を言葉で必要な時には
きちん伝えられるということ。

アメリカ生活の中で、
アメリカ人と付き合って
行くためには大切なこと。

「控えめに、周囲のことを配慮しながら
でも、きちんと自分の希望は相手に伝える。」

こんな感じでしょうか。


旦那と知り合う前に
日本人の男性と付き合っていた頃の私は

「控えめで守ってあげたくなるような女性」

になりたかったし、
男性にそう言われると
嬉しかった。

でも多くのアメリカ人男性が魅力を感じる女性は

「守ってあげたくなるような可愛い女性」というよりも
「自立していてセクシーな女性」だ。

アメリカ人の男性はいざという時は強くて
自立した女性に憧れる傾向があると思う。

アメリカ映画でよく見るシーンを
思い出してみてください。

最後に悪役に殺されそうになる
ヒーローを恋人や妻が助けるシーンをよく見ませんか?

アメリカのセクシーと言われる女優達は
黒の皮スーツを着て
悪い男達を次々と打ち負かしていく
役柄が多い。

アメリカ人の男性はそういう
女性に実際に憧れる傾向があるから
そういう映画が売れるのでしょう。

アメリカ人男性が求めている女性は、
家事が出来て子どもを育てている
だけではなくて、

家庭以外の事にも目を向けて
女性として常に向上心を持つ。

人生のパートナーとして
同じ趣味を持ったり、いろいろなジャンルで
会話が出来ること。

必要な時には自分の意思を主張出来て
(何でも思った事を言う意味ではなく)、
ボランティア精神を持ち、

母親になりきらなず、
女性としてのセクシーさもいつも忘れない。

料理は冷凍食品でも一向に構わない。
家事や料理よりも、自分に時間かけてほしい。

もちろん一般論なので、
全員には当てはまりませんが
そういう傾向が伺われます。



新婚の時に家の旦那に言われたことは

「家にいちゃだめだよ。
学校でもいいし、仕事でもいいし、
ボランティアでもいい。

何か家庭以外の事に自分の好きなことを
見つけてほしい。

家にいると、よくないよ。」

イコール

“僕は君に専業主婦になって欲しくない”

だった。

私は結婚して以来、主婦をしながら
仕事をしたり、大学に通ったり
いつも忙しくしている。

それを嬉しそうに応援してくれる家の旦那。

私が家庭以外のことに一生懸命に
なっている姿を経済的にも精神的にも
応援してくれる家の旦那。

もしも、

「ずっと僕の為に家にいて欲しい。」

と私に言った日本人の彼と結婚していたら
私の人生はもしかして、今とは
ずいぶん違ったものになっていたのかもしれない。



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